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Yuri
IFBB Bikini PRO
会社員からアスリートへ。43歳で始め、49歳でIFBBビキニプロへ。挑戦する勇気が未来を変える!

プロクォリファイアへの挑戦

Masato

こんにちは、サポートのMasatoです。

前回はNPC Worldwide公式ルールの「間違えやすいポイント」を紹介しました。
今回は、いよいよプロカード獲得までの具体的な流れをステップバイステップで解説します。初心者の方はもちろん、改めてルールを確認したいベテラン選手もぜひ最後までご覧ください。

この記事でわかること

  • NPC Worldwideメンバーシップ登録方法
  • リージョナルからプロクオリファイアまでの流れ
  • 「コンテスト選び」の戦略
  • 実戦的な準備と管理
  • オフ期間からコーチを付ける重要性

NPC Worldwideメンバーシップ登録

リージョナルに出場するにも、プロクォリファイア(PQ)に出場するにも、NPC Worldwideメンバーシップ登録は必須です。

簡単に登録方法をご紹介します。
※言語を選べるサイトになっているので日本語で手続きが行えます。
  • 下のNPC Worldwideのリンクから「サインアップ」よりアカウントを作成
  • アカウントを作成すると、「会員アカウントの有効化」のメールが届く
  • メール内のリンクから「パスワード」を作成
  • 登録したメールアドレスと、設定したパスワードでログイン
  • メンバーシップの項目から「メンバーシップを購入する」で支払いをする

私の経験したアメリカ戦では、バックステージサポートに入るコーチも【NPC Worldwideメンバーシップ】もしくは【IFBB PRO Card】が必要でした。日本でもZeniXは「選手とサポーターはNPC Worldwideメンバーシップ登録の対象」だとInstagramで発表されていますので、登録を忘れないようにしましょう。

リージョナル大会への出場

例外に関しては前回の記事で、詳しく説明しておりますので割愛します。
日本在住者として考えた場合、Muscle Contest Japanが開催する2月27日(ナチュラルリージョナル)、2月28日(オープンリージョナル)以降は、ZeniXが開催するリージョナルに参加が必要です。

ZeniXが開催するリージョナルの日程はInstagramで公開されています。
登録方法などは今後公式サイトで発表される予定です。

プロクォリファイアへの挑戦

プロクォリファイアはどれも同じではありません。前回の記事でご紹介したOpen Contest Rulesに記載がありますが、実はTable 1~Table 4と参加人数に応じたプロカード発行条件があります。

アマチュアオリンピアやマスターズPQなどは、レベルも高いですが複数枚のカードが発行されます。自分のカテゴリーの「枠数」を把握して挑むのも戦略の一つです。

IFBBプロカードの発行と登録

無事、オーバーオールを勝ち抜けば念願のプロカード獲得です!しかし、勝っただけではまだ正式な「IFBB PRO」ではありません。

自分でIFBB PROFESSIONAL LEAGUEのサイトへアクセスし、年間登録料(250ドル)を支払って初めて登録完了となります。

プロクオリファイ翌日にプロ戦(プロデビュー)を控えている場合、翌日までに登録を済ませる必要があります。混乱しないよう、事前に流れをイメージしておきましょう。

どのコンテストに出るのが良いのか?

プロカード獲得という目標に向けて、「どの大会に出るか」の選択は非常に重要です。
  • 単発のPQ(プロクオリファイア)か、連戦か
  • 各カテゴリーで発行されるプロカードの枚数
これらの条件によっても選択肢は変わります。まずはご自身の現在のコンディションや、コーチとの長期的なプランをすり合わせることが不可欠です。

優先順位の考え方

一般的に、初めて挑戦される方は以下の順序で考えがちです。
  • 場所: 移動負担の少ない日本国内か、それとも海外か
  • 時期: 減量期間の調整や予定が合うタイミングか
  • その他: ジャッジの傾向やプロモーターの運営スタイル
私のイメージだと、PQ慣れしているベテラン選手ほど、この優先順位を「逆」にする傾向がある気がします。

「自分のフィジークを評価してくれるジャッジ」「プロモーター」「経験からくるコンテストの相性」という戦略(③)を最優先し、それに合わせて時期(②)を定め、場所(①)がどこであれ飛んでいく。これが勝利を掴む人の思考回路な気がします。

コンテストを決めてからの実践行動

ここからは、もし私たちが「10月31日〜11月1日のJapan Pro Qualifier (Amateur Olympia)」に出場すると仮定して、具体的に何を行うかを見ていきましょう。(2026年2月3日現在の情報)

「まずホテル」を確保

何よりも優先すべきは、宿泊先の確保です。「エントリーしてから」では手遅れになるケースが多く、空室が減るにつれて宿泊料金も高騰していくからです。 
※会場まで自宅から無理なく通える方は読み飛ばしていただいて構いません

私なら、「東横INN埼玉三郷駅前」に10月29日〜11月2日の期間で真っ先に予約を入れます。
なぜ「通える距離」でも4泊5日するのか?
「家から行けるのにもったいない」と思うかもしれません。しかし、あえて4泊5日のスケジュールで拠点を作るのには、明確な理由があります。

一言で言えば、ステージに立つ瞬間に、ストレスを『ゼロ』にするためです。

自宅にいると、休むべき時につい家事などの日常に意識が向いてしまいます。
ホテルへ入ることは、家事をしなくても良いし、コンテストモードへ切り替える「スイッチ」にもなります。

また、前々日から現地入りすることで、長距離移動の疲れやカラーリング調整の不安を完全にリセットします。
直前まで確定しないタイムスケジュールに対しても、心身ともに余裕を持って構えることができます。

そして何より、大会当日の朝に「パッキングやチェックアウト作業」といった余計な労力を一切使わないこと。

すべては、作り上げた最高のコンディションを100%の状態で披露するための投資なのです。

ホテルの確保は「椅子取りゲーム」

まずはキャンセル無料のサイトを使い、早めに枠を確保しましょう。

三郷周辺はもともと宿泊施設が少なく、そこへアジア圏からチーム単位で来日する海外勢との「争奪戦」が加わります。
エントリー開始を待っていては手遅れになるため、まずはホテルを押さえてリスクを最小限にするのが賢明です。

もしキッチン付きの宿が取れなかった場合でも、ポータブルな調理器具を活用するなど対策はいくらでもあります。「海外渡航準備編」でも便利グッズを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

リージョナルの日程を決める

PQの日程が決まれば、次は必須条件であるリージョナルです。
  • Amateur Olympiaに向けて、3週間前の10月12日「Powerhouse Gym Japan Classic(千葉)」か、10月後半の福島・大阪なども候補になると思います。
  • 直前の調整が不安だったり予定が合わない場合は、思い切って2月や3月の早い段階でリージョナルだけ出場しておくのも一つの手です。
ZeniXが開催するリージョナルの日程はInstagramで公開されています。

目標からの逆算:オフ期間からが本番

PQで勝つために最も重要なのは、減量の成功だけではありません。「カードを獲ると決めた日から今日を逆算する」ことです。

オフ期間からコーチを付ける重要性
プロカード獲得は、年間を通した戦略なしには到達しづらい世界です。 私たちも、2022年のアマチュアオリンピア以降、年間を通してコーチについてもらい、PQ3戦目(通算5戦目)の2024年にようやくカードを手にしました。かっこいい体になるのが目的ではなく、「勝つこと」が目的なら、オフの過ごし方こそが鍵となります。

第一線で活躍している選手の多くには、信頼できるコーチがついています。それは決して特別なことではなく、勝つためにはごく自然な選択です。

コーチは、例えば以下のような場面で大きな役割を果たします。
  • どの大会に出場するべきか
  • どのような方向性で身体を作っていくべきか
  • 減量期・ピークウィーク・回復期・オフ期の過ごし方
  • ピーキングや大会当日のコンディション調整
  • トラブルが起きた際の対処法
「どのコーチを選ぶべきか?」という質問をよく受けますが、私がお勧めしているのは、自分の出場カテゴリーを深く理解しているコーチです。

カテゴリーごとに求められる身体、評価基準、戦い方は大きく異なります。
蓄積された知識と経験をもとに、あなたの現状や目標に合わせた最適な道筋を示してくれるはずです。

もし、コーチングに関してお悩みがあれば、一度ご相談ください。

最後に

プロクオリファイア(PQ)への挑戦は、単なるコンテスト出場ではありません。高額な費用、遠征の労力、そして何より計り知れない努力を投じる「自分への投資」です。

感覚や気合だけでは、なかなか突破できません。だからこそ、勢いだけで申し込むのは禁物です。

「どの舞台なら自分が活きるか」「勝率を1%でも上げられるか」を冷静に計算する戦略的な視点を持ちましょう。

自分のフィジークの強み・弱み、審査傾向、スケジュール、それらを緻密に分析し、最も勝算の高い選択を積み重ねること。

あなたが積み上げてきた最高のコンディションを、最高の舞台で爆発させるために。

今日から、肉体だけでなく「戦略」を整える準備も始めていきましょう。
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この記事を書いた人

国内外のコンテストでバックステージサポートやIFBBプロのサポートをしています。
I provide backstage support at competitions both in Japan and overseas, as well as support for IFBB Pros.