Yuriこんにちは、Yuriです。
今回は、私がIFBB PROになる前に、ずっと葛藤していたある事についてお話ししたいと思います。
これからプロクオリファイへの挑戦を考えている方や、マスターズプロクオリファイに挑戦するべきか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
IFBB PROになるためには
まず、IFBB PROになるためには「プロクオリファイ」と呼ばれる大会でプロカードを獲得する必要があります。
プロクオリファイには、年齢を問わず出場できる「オープンプロクオリファイ」と、35歳以上・40歳以上・45歳以上・50歳以上など、年齢別カテゴリーで競う「マスターズプロクオリファイ」があります。
オープンプロクオリファイでは、プロカードが発行されるのは各競技カテゴリーで1〜3枚程度ですが、マスターズプロクオリファイでは各年齢カテゴリーごとにプロカード獲得のチャンスがあります。そのため、出場資格のある年齢カテゴリーが複数あれば、その分だけプロカードを獲得できるチャンスも増えます。
ただし、どちらでプロカードを獲得しても同じIFBB PROです。資格や権利に違いはありません。
プロクオリファイに挑戦する際、私は「オープンプロクオリファイに出場するのか」「マスターズプロクオリファイに出場するのか」をとても悩みました。


2024年8月 VEATM Presents Masters Pro Qualifier Japan
2024年日本でのマスターズプロクオリファイ開催
2024年、アジア初のマスターズプロクオリファイが日本で開催されました。この時、私は49歳でした。そのため、35歳以上・40歳以上・45歳以上の3クラスに出場する権利がありました。(あと1ヶ月ちょっとで50歳だったので、大会当日までに誕生日が来ていたら4カテゴリ挑戦できたことになります)
しかし一方で、「マスターズでプロになった選手」というイメージがついてしまうのではないか。「オープンでは通用しない選手だと思われるのではないか」。そんな不安も抱えていました。
いえ、周りからどう思われるかというよりも、自分自身がずっとそのことを気にしていたのです。
「もしマスターズでプロになったら、この先のプロ人生でもずっと『マスターズでプロになった選手』という意識を、自分自身が引きずってしまうのではないか。」
そんな葛藤が頭から離れませんでした。
実は、このことで本当に悩み続け、オープンプロクオリファイ、マスターズプロクオリファイどちらに挑戦するかを決められず、減量を始めなければならないギリギリのタイミングまで考え続けていました。
(今振り返ると、この時点で”必ずプロカードを獲得する”ことを前提に考えていたのですが……!)
実際にマスターズプロクオリファイに出場し、プロカードを獲得できた時は、本当に嬉しかったです。


プロカード獲得の瞬間


2024年8月 VEATM Presents Masters Pro Qualifier Japan
プロになってから
プロになってから気づいたことがあります。
それは、「どこのプロクオリファイでプロになったか」を気にしている選手はほとんどいないということ。選手同士でそんな話題になることもありません。
それ以上に大きかったのは、プロショーを数多く経験できたことです。
プロショーは、アマチュア大会とは求められるものも、戦い方も異なります。だからこそ、一日でも早くプロショーのステージに立ち、多くを学ぶことができたのは、私にとって非常に大きな意味がありました。
もし私が「オープンプロクオリファイでなければ意味がない」とこだわっていたら、今でもプロショーを経験できていなかったかもしれません。また、2025年日本で開催されたMASTERS OLYMPIAのステージに立つこともなかったでしょう。
そう考えると、私にとってはすべてがプラスでした。
そして、当時あれほど気にしていた「どこでプロになったか」という問題も、プロの世界では本当に気にならなくなりました。
私は、マスターズカテゴリーで戦えること、そしてその舞台に立てることを誇りに思っています。
もちろん、だからといってオープンプロショーで勝つことを諦めたわけではありません。
マスターズで戦いながらも、オープンでも勝てる選手になることを目標に、今も日々研究と努力を続けています。
もし私と同じように、「プロになった後もプロショーで勝ち続けたい」「プロショーのステージに立ちたい」という目標があるのであれば、マスターズプロクオリファイも含め、プロになるために活かせるチャンスは最大限に利用するべきだと思います。
一方で、「どこでプロになるか」ということに自分なりのこだわりや目標があるのであれば、自分が納得できるプロクオリファイを選べば良いと思います。
どちらが正解ということではありません。
大切なのは、「自分は何のためにPROを目指すのか」を明確にすることだと思います。
プロカードの獲得を一つのゴールにするのか、それとも、その先も世界で戦い続けることを目標にするのか。
周りの評価やイメージだけではなく、自分がどんな未来を描き、そのためにどんな選択をするのか。
その軸さえぶれなければ、自分で選んだ道はきっと正解になる、と私は思っています。


2025年8月MASTERS OLYMPIA


2024年9月Daytona Pro
プロになって初めての海外ショー









